【時計店のお仕事紹介①】電池交換

【時計店のお仕事紹介①】電池交換

時計店のお仕事紹介。一回目は「電池交換」についてご紹介します。

 

こんにちは。ウオッチタウン札幌琴似店です。

北海道も汗ばむ陽気の日が増えてきました。まもなく夏がやってきますね。

 

 

今回は、時計店のお仕事紹介として、時計店でスタッフが行っている「電池交換」の様子をご紹介します。

皆さんの身近にある時計店。実際どんな仕事をしているのかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

作業がどんな風に行われているのかを知って、時計店の仕事を少しでも身近に感じて頂けたら嬉しいです。

 

それでは、早速お預りから作業の流れを見てみましょう。

 

① お預り

お預りの際には、文字盤や裏ブタを見て、どういうムーブメント(機械)なのか、防水仕様か、素材は何でできているか、などを確認します。

他にも、リューズや針は正常か、水が入った形跡はないか、なども作業前に確認しています。

※時折、”SOLAR”や”Eco-Drive”等の記載のあるお時計をお持ち頂くこともございますが、そういった時計は

 太陽光発電で動いているので、電池交換は通常必要ありません。

 もし、止まってしまったときは、文字盤を上にして7~10日ほど太陽光に当てて頂ければしっかり充電

 できますので、ぜひ一度お試しください。

 

② 裏ブタを開ける

腕時計の裏ブタには、開け方によって種類があります。今回は代表的な3種類について書いていきます。

【こじ開け式】 蓋とケースの隙間に器具を差し込んで開ける形式です。

「こじ開け」と呼ばれる器具 差し込む部分の幅や形の違うものがあります。

開け口に差し込んで開けます。

 

【スクリューバック式】 裏蓋の端にある凹みに器具を当てて、回転させることで開けます。

時計本体を固定するための道具と、蓋を回すための道具があります。

2か所の凹みにツメをひっかけて回します(ビニールを挟んで時計に傷がつくことを防いでいます)。

 

【ネジ式】 裏蓋がネジで留められています。ネジを外して開けます。

サイズや形の違うドライバー。

小さなネジを無くさないように慎重に開けます。

 

 

③ 電池を入れ替える

裏ブタが開いたら、電池を取り出して、同じ大きさ・厚みの新しい電池に入れ替えます。

電池のショートや、指先の油による機械のサビを防ぐため、指サックを着け、ピンセットを使用しています。

傷つけると時計が動かなくなってしまう大事な部品もあるため、慎重に作業を行います。

 電池は、大きさ、厚みによって沢山の種類を取り扱っています。

 

④ 裏ブタを閉める

開けたときと逆の手順で裏蓋を閉めます。

こじ開け式の場合は、手で押しただけで蓋が閉まらない場合は、締め器という器具を使うこともあります。

 締め器

 

ミニコラム~あなたの腕時計 隙間は大丈夫?

多くのお時計のケースと裏ブタの間には、隙間から水や汚れが入ることを防ぐゴムパッキンが入っています。

しかし、ゴム製品なので使っているうちに経年劣化で傷んでしまいます。

パッキンが傷んだままになっていると、隙間から侵入した水やチリで中の機械自体が傷んでしまうことも・・・!

 大きさや太さが色々あります。輪ゴムのようなもの。

 長くお使いのパッキン。ゴミと錆が付着して、固くつぶれている。

パッキンは電池交換の際など、定期的な交換がおすすめです。

※パッキン交換は電池交換とは別途ご料金がかかります

 

裏ブタをしっかり閉めたら、電池交換完了です。

 

いかがでしたか。

今回ご紹介したのは基本的な流れですが、お時計によっては追加の作業が必要なものや作業手順が異なるものも

あります。あくまで一例として読んで頂けましたら幸いです。

 

 

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